ボイストレーニング基礎講座

腹筋を鍛えればよい声が出せるのか

良い声を出すためには腹筋とか強くないとダメですか?

そんな質問を良くされます。

もちろん、立っていることができないくらい腹筋や背筋が弱っていたら、良い声は出ないでしょう。というか、それ以前の問題ですね。

じゃあ、筋肉ムキムキで、腹筋運動を毎日千回やっている人が良い声が出せて、歌がうまいかと言うと…

そんなことはありません。筋力ではなく、筋肉の使い方が重要なのです。もちろん腹式呼吸でなければいけません。

ただし、体育会系の人や色々なスポーツのプロの選手に歌がうまい人が多いのは、腹式呼吸がしっかりできていて、心肺能力が高く、普段から大きな声を出しなれているからだと思います。

歌を歌うのに一番重要な筋肉は背筋だと言われています。でも、歌う時に背筋は意識しづらいものです。極端な猫背などの悪い姿勢でなければ、腹筋に力を入れれば背筋にも力が入ります。

つまり、歌を歌うとき一番意識しなければいけないのは腹筋なのです。

通常の腹筋運動は力を入れる時に、息を止めてしまうことが多いので、ボーカルにはあまり効果はありません。

息を吐きながら腹筋に力を入れる練習が必要なのです。この練習方法は動画レッスンのvol.2で紹介しています。

毎日、百回腹筋運動をやるより、有酸素運動をやって、心肺機能を高めたほうがいいのです。

一番のおすすめは水泳、それもクロールです。
人間横になると胸郭が固定されるので、必ず腹式呼吸になります。泳いでいる時は必ず横になります。(古式泳法で立ち泳ぎをやるときは別ですが)そして、呼吸も歌を歌うときに似ています。顔を水につけている時にゆっくり息を吐き、顔を上げたとき短い時間で吸います。心肺能力もつきますし、腹式呼吸の練習も自然にできます。

泳げない人、近くにプールのない人はジョギングを、走るのが嫌いな人はウォーキングをやってください。

絶対に効果がありますよ!

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