ボイストレーニング基礎講座

発声のしくみ③

声帯で作られた声はのどに響き、口腔内に響き、最終的には頭蓋骨に響きます。

頭蓋骨には空洞があり、頬の下にある空洞に一番声が響くといわれています。

すぐれたオペラ歌手は指先まで声が響くといわれますが、あながち嘘ではないと思います。やせた人と太った人、華奢な人と筋肉質の人では、明らかに声の質や響きが違うからです。

声質は本来持っていいるモノですが、発声によって変えることもできます。

いわゆるベルカント唱法では口を大きく開けて明るい声を出すのに対して、演歌やカントリーの歌手は口を閉じたまま、独特の発声をします。口を閉じるのは声質を変えるためであると考えられます。


東京高円寺のボイストレーニング教室、ボーカル教室、フリーダムミュージックスクール


発声のしくみ②

声帯という組織は不思議なもので、意識で筋肉をコントロールできない器官であることは前に書きました。

表声(地声ではありません。地声で歌を歌うことはほとんどありません。地声と表声使い分けをできている人はほとんどいないのが現状です)でも、低い表声と高い表声では声帯の振動の仕方が違います。

歌のうまい人は感覚的に表声出すとき、低い声のときは地声部分(重要なのはこのときファルセット部分の声帯も振動しているので表声になることです)を多く振動させ、声が高くなるにしたがって、ファルセット部分を出す声帯をより多く振動させることです。

ボイストレーニングがしっかりできてない人はこの声の切り替えポイントがなめらかにならず、突然声が裏返ったり、咽に無駄な力が入ったりするのです。

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発声のしくみ①

ボイストレーニングの教室でも以外と発声のしくみについて説明してくれるところは少ないようなので簡単に解説します。

声帯は非常に小さな器官で人によって違いはありますが、長さ数センチ幅数ミリです。

声帯には地声を出す部分と、裏声を出す部分があり、喉仏に近いところの一部分が裏声を出す部分で、ほとんどが地声を出す部分で占められています。

ゆえに、裏声で発声すると地声を出す部分の声帯が触れ合っていないので、息もれした声になります。

ファルセットを出すときは裏声とは違い、声帯全部が使われています。ただ、表声のときほど地声部分が振動していないのです。

表声のときも同じで、声帯すべてが振動していますが、裏声部分の振動が少ないのです。

このように、声帯のどこを振動させるかによって、人はいろいろな声を出しているのです。

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声帯と腹筋の関係③

声帯はすごく小さな器官です。

もちろん大きさには個人差がありますが、長さ数センチ、幅数ミリといわれています。

声帯の構造と出せる声については、また改めて書きますが、ごく大雑把に言うと、声帯が軽く閉じている状態(つまり左右の声帯が薄く当たっている状態)の時に出る声が裏声です。それより強く閉じるとファルセット、さらに強く閉じると表声、さらに強くなると地声になります。

ざっくりとそう考えていただいて結構です。(正確に書くとこんなには簡単ではないのですが、今回は腹筋と声帯の関係についてなので、これ以上は機会を譲ります)

裏声とファルセットはもちろん違う声なのですが、違いが分からない人は、裏声とは歌で使えないほど、か細く息もれのする声、と考えてください。

高い表声を出そうとする時に、まずきれいなファルセット(裏声ではありません)で高い声を出します。

この時、声帯は表声を出す時ほど強くは触れ合っていません。

その状態から、腹筋に力を入れると(実は背筋も深く係わっているのですが、背筋は意識しづらいので、腹筋を意識します)声帯だけが強く触れ合い、表声を出せる状態になります。

そして、息を強く出せば、ストレスなく高い表声が出せるのです。

不思議ですが本当です。

動画レッスンのvol.7で詳しく説明していますので、参考にしてください。





声帯と腹筋の関係②

声帯はどこの筋肉でコントロールしているのか分からない器官であることは前回書きました。

でも、無理やり喉まわりの筋肉で声帯をコントロールしようとする人がいます。こういう人が高い声を出そうとすると、いわゆる喉を閉めた悪い発声になってしまいます。

良い発声で声が出ている時は、喉まわりの筋肉はリラックスしています。と言うか、リラックスしているように感じます。声帯を引っぱっている筋肉は力が入っていても入っていると感じないからです。

それでは、声帯をコントロールできる筋肉は無いのでしょうか?

実はあるのです。

それが、なんと腹筋なのです。

腹筋と声帯の不思議な関係については、また次回。


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