作詞講座第二章 叙事詞はたいやきに学べ 12

『およげ!たいやきくん』の構成

イントロ(前奏)1
イントロ(前奏)2

曲が始まり、ストリングスのゆったりとした大きなメロディーが流れてきます。

しばらくすると他の楽器が入ってきて、ゆったりとしたビート感(リズムが強調された感じ)のある短いイントロの後、歌にはいります。

起 1番A① まいにち まいにち ぼくらは てっぱんの
        うえで やかれて いやになっちゃうよ
  1番A② あるあさ ぼくは みせのおじさんと
        けんかして うみに にげこんだのさ

Aの部分はイントロと同じゆったりとしたリズムで進んでいきます。

もう一度Aがくりかえされたあと、速いテンポのB部分(サビ)に入ります。(曲のテンポは一定ですが、アレンジでテンポは二倍早くなったように聴こえるテクニックを使っています)

承 1番B① はじめて およいだ うみのそこ
        とっても きもちが いいもんだ
  1番B② おなかの アンコが おもいけど
        うみは ひろいぜ こころがはずむ

  1番A③ ももいろサンゴが てをふって
        ぼくの およぎを ながめていたよ

さらにB部分がくりかえされ、ゆったりとしたAにもどって一番がおわります。

ブリッジ(短い間奏)1
ブリッジ(短い間奏)2

1番がおわると、イントロとまったく同じブリッジに入ります。

つまり、曲はここで、仕切りなおしです。そのため、聴き手はここで安心感と安定感を得ることができます。

  2番A① まいにち まいにち たのしいことばかり
        なんぱせんが ぼくの すみかさ
  2番A② ときどき サメに いじめられるけど
        そんなときゃ そうさ にげるのさ

  2番B① いちにち およげば ハラペコさ
        めだまも クルクル まわっちゃう
  2番B② たまには エビでも くわなけりゃ
        しおみず ばかりじゃ ふやけてしまう

転 2番A③ いわばの かげから くいつけば
        それは ちいさな つりばりだった

2番は1番とまったく同じ構成なので、聴き手の安心感と安定感は二番のおわりまでつづきます。そして、ここからBメロ=サビへ行きます。

  3番B② どんなに どんなに もがいても
        ハリが のどから とれないよ
  3番A③ はまべで みしらぬ おじさんが
        ぼくを つりあげ びっくりしてた

この歌はAABA形式ですが、サビであるBメロが二回くりかえされているのが特徴です。しかし、ここではBメロは一回になりAメロへと戻ります。

ブリッジ(短い間奏)2

イントロ2と同じゆったりとビート感のある短いブリッジをへて、今度はA部分の歌がはじまり、くりかえされ、エンディング(後奏)に行くこともなく曲は歌でおわってしまいます。

  4番A① やっぱり ぼくは タイヤキさ
        すこし こげある タイヤキさ
結 4番A② おじさん つばを のみこんで
        ぼくを うまそに たべたのさ
 

作詞講座第二章 叙事詞はたいやきに学べ 13


by フリーダムミュージックスクール・東京高円寺作詞講座作詞教室

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