作詞講座第一章 作詞の基礎知識 6
この歌の構成は
一番 AABC
二番 ABC
三番 C
となっています。
一番ではAメロを二回くりかえし、BメロそしてC(サビ)へと続きます。
二番ではAメロは一回になり、Bメロ、サビとなります。
この一番AABC、二番ABCという構成は良く使われます。
一番、二番同じくりかえしではなく、二番のAメロを一回にすることによってスピード感が生まれます。そして、間奏の後サビ=Cから入ります。この間奏後、サビから入る構成も良くみられます。
AABC形式では最も印象的で強いメロディはC(サビ)ですから、最後にサビを持ってきて終わるのが一番安定した形になります。最後のC部分はメロディのすべてを含まないので、三番と呼ばないこともあります。
バンド用語では「トゥーハーフ」といいます。「トゥーコーラス(2コーラス)+ハーフコーラス」の省略です。「二番と半分」ということです。
この歌の場合一番、二番、サビと呼ぶことができますが、一番、二番、Bメロ(サビ前)、サビ=Cという構成の歌もあります。厳密さを追求すると、煩雑になるか、造語をするか、どちらかの道に迷いこむことになるので、この本では三番と呼ぶことにします。
メロディを知っている人は、思い出して歌ってみてください。A、B、Cそれぞれのメロディが同じであることがわかります。
つぎに、ひらがなにして、字足(じあし)がわかるようにしてみましょう。
一番A1
6(7) 6 6 6
かぜにとまどう よわきなぼく とおりすがる あのひのかげ
4(5) 6 6 5
ほんとうは みためいじょう なみだもろい かこがある
A部分の字足は以上のようになります。「かぜにとまどう」の部分は七文字ですが、六文字に数えます。
この「どう」や「ほんとうは」の「とう」のような音(おん)は「とー」や「どー」のように一音で歌うことも、「と・う」や「ど・う」のように二音でも歌うことが出来ます。この場合は一音で歌うのでそのように数えます。続くAメロのくりかえしはどうでしょうか。
一番A2
6 6 6 6
とめどながる さやかみずよ けせどもゆる ましょうのひよ
4 6 6 5
あんなに すきなひとに であうなつは にどとない
一番A1、A2とも字足は(6666)(4665)となっています。このようにメロディが持つリズムから、その歌固有の定型が生まれるのがわかります。
Aメロは一番も二番も同じメロディですから、二番のAメロもこの定型に当てはまります。
二番A
6 6 6 6
ゆめがおわり めざめるとき ふかいやみに よあけがくる
4(5) 6 6 5
ほんとうは みためいじょう うたれづよい ぼくがいる
このように、二番のAも字足は(6666)(4665)になっています。
作詞講座第一章 作詞の基礎知識 7
by フリーダムミュージックスクール・東京高円寺作詞講座作詞教室


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