オリジナルKeyで歌えると歌がうまいのか?

カラオケなどで歌を歌う時、オリジナルと同じ高さ(key)で歌った方がいいのでしょうか?

声域は人によって違います。無理してでもオリジナルの高さで歌うほうがいいと思っている素人の人は多いのですが、プロはそんなことはしません。みんな自分に合った音の高さにKeyを合わせて(移調して)歌っているのです。

自分に合ったKeyを探すためには、自分の出せる声域をきちんと把握しなければなりません。

何の訓練も受けていない人でも、男性は3オクターブ、女性は2オクターブから2オクターブ半の声域があるといわれています。男性のほうが広いのは元々低い声が出せる上にファルセットが使えるからです。

しかし、それは出せる声域であって、歌に使える声域ではありません。

正しい音程と発声で出せるのが、歌で使える声域です。声量の出ない裏声や、うなり声のような低い声は歌には使えません。

まずは、それをきちんと知ることが大切です。

男性で一番多い声域のテノールの場合歌に使える声域は下のCから上のGかAくらいが一般的です。もちろん、正しくボイストレーニングをした人の場合です。つまり1オクターブと4音か5音です。多くの曲は1オクターブと3音くらいの音域でできていますから、十分歌うことは可能です。

ただし、最近のJ-POPの男性の曲ではやたらと音域の広い、2オクターブも音域のある曲もあります。そういう歌を歌うためには、かなりの訓練をつむか、あきらめるか、どちらかしかありません。

女性で一番多い声域のアルトの音域は下はGから上はDくらいが一般的です。これはファルセットを使っての音域です。男性と同じで1オクターブと4音になります。

もちろん個人差があり、男性でも上のDまで出る人もいれば、女性でも上のFまで出る人もいます。それは前回書いた通り人によって違うのです。

ちなみに、男性はバス、バリトン、テノールと声域が高くなります。女性はアルト、メゾソプラノ、ソプラノと声域が高くなります。さらに男性の場合、テノールより高い声域をカウンターテナー、女性の場合アルトより低い声域をコントラアルトと呼びます。そのくらい個人差があるのです。

自分の声域の最高音と最低音が分かれば、譜面をみて、その曲の最高音がどの音かを調べ、半音でいくつあげれば、または下げれば良いかを判断し、Keyを決めればいいのです。あるいは、その曲が自分に歌えるかどうかも判断できます。


by フリーダムミュージックスクール・東京高円寺ボイストレーニング

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