演技と朗読
前回、朗読力つまり言葉を伝える力が歌のうまさ、というか人を感動させる力につながるのではないか、 という仮説を書きました。
それでは、演技力と歌との関係はどうでしょうか?
歌と演技、両方の才能を持っている人はたくさんいます。また、歌だけ、演技だけ、という人もいます。
私はこの二つの才能はまったく別物で、同時に持てる人もいれば、どちらか一つしか持てない人もいる、と考えています。
では、朗読力と演技力の違いは何でしょうか?
それは、体の動きです。役者は、声と体の動き両方で人に伝えなければなりません。たしかに、すばらしい朗読をする役者はたくさんいます。でも、すばらしいナレーションをするアナウンサーは皆すばらしい役者ではないでしょう。それはナレーションでは体の動を見せる必要が無いからです。
無言劇やパントマイムもあります。役者は声を出さなくても演技できるのです。
アナウンサーの人達に歌の才能があるのかは、私には分かりませんが、歌の才能のある人は必ず朗読の才能がある、ということだけはしつこいようですが、言っておきたいのです。